2016.07.23 ( Sat )

大学に蔓延する情報商材商法・マルチ商法にあえて引っかかってみた


情報商材
大学生活は高校時代と環境が全く変わることから、不安を感じている方も多いと思います。

「どうやって授業をとればいいのか?」、「どんなサークルがいいか?」など心配ごとは山ほどあるかと思います。

 

そのような心配ごとは周りの友人や先輩に相談することで解消されることが多く、そのために大学生活は人脈が必要となります。

人脈によってもたらされる情報は大学生活を送るうえで、非常に貴重になります。

授業やサークルの情報だけでなく、自分の進路にまつわる情報も重要になります。

 

今回は、さまざまな情報の中に紛れてくる危険な情報の実態を紹介しましょう。

 

学生は騙しやすいターゲット

 

大学というものは高校のように担任の先生が管理してくれるわけではないですし、自分で進路に役立つ授業やサークルを選ばなければならなくなりません。

自分で情報を収集する必要があります。

特に就活では企業の内部事情やコネなど、人脈や情報が最も大切になるでしょう。

 

そのためいわゆる「意識高い系」の生徒は人脈を築くべく、様々な場所に積極的に赴く傾向があります。

「意識高い系」に限らず、多くの学生が欲しい情報として、お金に関するものがあげられます。

 

「金儲けのコツ、楽に稼げる方法」などは学生に限らず誰もが欲しがっている情報です。

授業とバイトの兼ね合いが難しなりがちですから、バイトをせずに楽に稼げる方法は喉から手が出るほど欲しいでしょう。

現に、学生のうちからビジネスを立ち上げるという人も多く、「稼ぐ大学生」の存在をリアルに感じている分、金儲けに意欲のある学生も多いです。

 

しかし、残念ながらそのような学生の隙につけこみ、学生にとって大事なお金を巻き上げようとする人がいるのも現実です。

人脈や情報に飢えている分、いざ人脈や情報を振りかざしてしまえば簡単に騙されるという学生も大勢いるのです。

 

その場でお金を持っていないとしても、学生ですと審査の甘い学生ローンを組むことができるので、ローンを組ませ金を巻きあげることが可能ですし、最近はFacebookやTwitterなどのSNSの流行により、ターゲットの身辺を簡単に調査でき、ターゲットが何を求めているかを簡単に見抜くことができるため学生は詐欺師などの絶好のターゲットになります。

 

現に僕も引っかかりはしなかったものの、そのような学生をターゲットとした詐欺と遭遇したことがあります。

今回はそのような学生を騙そうとする人間について僕の経験を元に書いていこうと思います。

 

SNSを通じてあやしい情報商材の勧誘

 

TwitterやFacebookなどメッセージ機能の付いたSNSをしている方は、以下のようなメッセージが来たことはありませんか?

 

『フォロバありがとうございます!同じ大学同士ということで気が合いそうだったのでDMを送りました(^^)』

 

『実は僕、これから一緒に

ビジネスをしていけるような方を探しています!

もし、ご興味がございましたら、是非お話だけでも!

いま全くスキルがない方でも僕が1から指導していくのでご安心ください!

絶対に稼げる情報を××さんに教えますよ!』

 

 

みなさんも一度はSNSで「ウェブでビジネスしています!」や、「一緒に稼げる仲間を募集中!」なんて書き込みは見たことがあると思いますが、そのような書き込みをしているアカウントから突然僕の元に送られてきたダイレクトメッセージです。

 

皆さんも見覚えあると思います。

「実際にこんなので合う奴なんているの?」というのが皆さんの正直な気持ちだと思いますが、僕は実際に会いに行ってみることにしました。

胡散臭い詐欺師とはどんな人間か自分の目で確かめてみたい興味本位な気持ちと、「本当に儲かったら凄くない?」という「変なチャレンジ精神」が理由です。

 

興味本位で会ってみたら相手は学生だった

 

会ってみると、実際のダイレクトメッセージを送ってきた人は、確かに僕と同じ大学の生徒で、まさかの知り合いの知り合いでした。

 

更にお互い同い年の童貞の非モテ男子だと判明し、好きなアイドルの話で盛り上がったことにより、意気投合してしまいました。

お互い打ち明けられたことから、実際に彼がどのようなことをして儲けているかを聞いてみるところ、彼がやっているのは所謂「情報商材ビジネス」でした。

 

情報商材とは何かと言いますと、文字通り情報をウェブで売買するやりかたで、みなさんも普通のハウツーブログだと思って、最後まで読んでみたけど肝心なことが書いていない、よく見てみると「続きはこの教材を購入してください!」なんていうブログやサイトを見たことありませんか?それこそまさに情報商材ビジネスです。

 

つまり、相手が知りたがっている情報を教材として、販売するやり方です。

元手がかからないにも関わらず、価格は五千円から数十万まであり稼ぎやすいです。

彼はその手法を学生に売ることで儲けようとしていたそうです。

 

因みに彼も「可愛い女の子を彼女にする方法」という情報商材を手がけていますが、彼はさきほど書いた通り童貞の非モテ男子です。

このように、肝心な情報も眉唾なものが多く、近年は問題視されています。

「秒速で稼ぐ男」として一時期よくテレビで取り上げられていた某氏もこの方法で富を得たことで知られます。

 

「そんな胡散臭い情報商材なんて買う人いるの?」というのが皆さんの考えでしょうが、童貞の彼が手がけた「可愛い女の子と付き合う方法」、因みに価格は1万円のものが多い時には10個ほど売れるようです。

 

しかし、実際に稼げる時と稼げないときの落差が激しく、安定して稼ぐためにターゲットを「金を稼ぎたい大学生」にシフトしていったようです。

因みに彼もこの情報商材による稼ぎ方をあるセミナーで30万円にて購入したようです。

 

騙された人は騙す人になるしかない

 

30万円ともなるとなかなかの大金ですが、殺し文句は「1か月で10万稼げば3か月で元が取れるよ」という「未来永劫の継続性」です。

セミナーでは未だに某予備校講師の「いつやるの?今でしょ!」が使われているとか。

 

ただ自分がセミナーにそのお金を払ってしまった以上、もう後には引けなくなるのです。

「次は俺がそのやり方を売って儲けてやる!」という意気込みの学生をTwitterで学生を見つけては片端にダイレクトメッセージを送り、ようやく話を聞きにきたのが僕で、しかも知り合いの知り合いだったので売りつけるのも忍びなくなったので手のうちを明かしたというかなり脇の甘い人でした。

 

この手法は元手がかからないということで手を出す人が多いため、このように売り手側への情報商材が現在はかなり人気だそうです。

しかし、この手法で稼ぎ、買った商材の元が取れる人は0に近いそうです。

彼は幾分か儲けていますが、そんな人はかなり珍しいそうです。

 

売り手側もそこを理解しており、稼げない前提で適当な商材を売っている人も多いそうです。

適当な商材を売り、楽に金を儲けようとしている人が実は食い物にされているという構造になっています。

 

今回は騙されずに済みましたが、このような「金儲けを教えます!」という人はこのやり方が殆どなので迂闊に連絡を取ったり、直接会うのは控えましょう。

因みにこのような金儲けダイレクトメッセージをこの後他の人から受け取り実際に会いましたが、手口は同じでした。このやり方は共通のようです。

 

学生パーティにまじったマルチ商法の営業マン

マルチ商法

さきほどの情報商材は自分から、ホイホイついっていったのですが、これから書くのは、金儲けなどをほのめかさずに近づくというパターンです。

 

僕は恋人を探すために学生パーティーのような出会いのある場に一時期よく出向いていたのですが、そこで出会ったのがA君です。

A君は普通の大学の四年生で将来ファッションブランドを立ち上げるために人脈を広げるために、このようなパーティーに出向いていると語り、師匠(?)にあたる男性に「お前は人間力が足りない」と説教を受けたことをキッカケに自分にない人間力を持った人を探してもいたそうです。

 

何故か、A君は僕に人間力を感じたらしく、連絡先を教えて欲しいと言い、そのパーティーの後に何度か飲みに行きました。

何度目かの飲みの後に、彼が「俺って実は先物取引で儲けているんだ。」と告白し、「君も才能があるから、一緒に師匠に会わないか?」と言い出し、完全に酔っ払っていた僕は簡単に了承し、その翌週に新宿で会うことになりました。

 

実際に会ったA君の師匠はやり手のホストのような風貌で、30代後半ほどの男性でした。

挨拶が終わるとすぐにパソコンを取り出しパワーポイントで作られた資料をみせ、そこには如何に社会人はお金がかかり、サラリーマン生活が厳しいかを伝え、そうならないためにも自分がやっているスクールに通い、そこで先物取引の方法を学ぼうと促してきます。

 

その師匠曰く、授業料三十万円。

このスクールは先物取引だけでなく、人間力を鍛える自己啓発セミナーの側面もあり、A君はこのスクールによってたぐいまれなる人間力を身に着けたそうです。

 

ちなみに、A君は女の子に振られたばかりで、それの相談を兼ねて僕と今まであっていたので僕としては彼からたぐいまれなる人間力は感じられませんでした。

人間力が高い人はそもそも「デートで会話が弾まないから無理」なんて理由で女の子に振られるとは思えません。

 

僕としては最初からそんなスクールに通う気もありませんでしたし、酔った勢いで会うのをOKしてしまっただけですから、早く帰りたかったのですがその後三時間、そのスクールに通うよう説得されました。

最終的には「今から家庭教師のバイトなので帰ります」と強引に席を立ち逃げてきましたが、その後も毎日のようにA君から電話がくることになり、最後は着信拒否をして縁を切りました。

 

僕が思うに彼は最初から、そのスクールに勧誘するため学生パーティーなどで様々な人と連絡先を交換していたのでしょう。

僕が思うに彼のスクールはマルチ商法的な側面があり、勧誘をせざるを得ないシステムだったのでしょう。そうなるとA君も被害者ということになります。

 

断れないなら近づかない

 

実際、「知り合いがマルチ商法にはまった!」、「今まで普通だった友達が急にセミナーに勧誘してくる!」という話は、学生時代を通じて何度も出会うことでしょう。

もちろんそのような中にすべてが悪い訳ではなく正しいまっとうなものもあるのも確かでしょう。

ただ、断る自信がないのなら基本的に怪しい話には耳を傾けないようにするのが、一番です。

 

このように悪徳商法や詐欺まがいの手口で騙される学生がいるということだけでも知っていただければと思い、この記事を書きました。

「自分は大丈夫」と安心しているかもしれませんが、詐欺の手口は巧妙です。

恋人だと思ったら同棲費用の貯金を持ち逃げされたという友人もいますし、決して簡単に人を信用しないようにしましょう。

 

大学生活は人との交流が増えますが、その中にはあなたを騙そうとする人がいるかもしれないのです。

そして被害者が加害者となって悪事を振りまく根源になったのでは話になりません。十分な注意を払いましょう。

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