2016.07.27 ( Wed )

連戦連勝!大学生インベスターの私が教える、株式投資のやり方:2


株式
連戦連勝!大学生インベスターの私が教える、株式投資のやり方:1では、株式投資が「ギャンブル」でなく「資産運用」であることや、「株で稼ぐ考え方」などについて述べてきました。

ギャンブルではない理由として「100円の株は、1,000円になる可能性はあるが、0円にしかならない(有限責任)」というのが分かりやすい例ですが、このような魅力があるからこそ、筆者は株式投資に対してプラスイメージを持っています。

 

株式投資の魅力については、挙げるとキリがありませんが、あくまで主観での感覚もありますので、前編での記載に留めておきます。

本編では、株式投資の資産運用性を前提としたうえで、株式投資に必要な技術的な部分以外で多くの方が興味を持ちそうな、「株主優待で生活できるか」と、「株式投資におけるメンタル」についてお話しできればと思っております。

 

株主優待で生活できるか

 

最近、「株主優待生活」と謳ったタレント的な方が有名になっていますが、果たして本当に株主優待で生活することはできるのでしょうか。

筆者の根拠を是非ご覧いただきたいと思います。

 

Q:株主優待で生活はできますか?

A:できません。しかし、生活を豊かにすることは出来ます。

 

株主優待は株券を一定数量保有している人に対して、その保有割合に応じて優待を贈呈する制度です。

株券を保有している限り「値幅変動リスク」を負うことになります。

 

例えば100万円でA社の株券を購入したとします。

株主優待の内容が「商品券」だったとして、A社の商品を購入できる1万円分の商品券が送られてくれば良いほうでしょう。

しかし、株価は毎日数%変動しますから90万円になったり110万円になったりします。

 

株主優待を獲得できる日は決まっており、特定の日(権利確定日といいます)に持ち越した場合、優待の権利を獲得できるのです。

更に、次の日の株価は「優待の価値分(厳密には、配当金+優待の価値分)下がって始まる」のが一般的です(これを「配当落ち」といいます)。

 

銀行に100万円を預けておいて、定期預金の利子が年利1%だったとしましょう。

定期預金は元利継続(元本に利子を加えて次の年に持ち越す)か元金継続(利子を分けて元本のみ持ち越す)を選ぶことができます。

 

元金継続を選んだ場合、1年間につき1万円を「利子収入」とみなすことができます。

しかし、この元本100万円について「銀行の経営状態次第で90万円にも110万円にもなります」と言われたらどうでしょう。

預ける気になりますか?これがそのまま株券に当てはまります。

 

「株主優待生活!」と銘打って有名になる人がいるかもしれませんが、それは不確実性が多分にあって、プロの観点では不可能と分かっているからこその特異性をウリにしています。

株未経験者から見れば、それは羨ましく見えるかもしれませんが、それよりも100万円の株を110万円で売って、10万円を自由に使ったほうが幾分か実用的ではないでしょうか・・・。

 

金券で有利に買い物することはできる

 

例えば、「イオン株式会社<8267.T>」についてですが、株価が1,600円程度、最少単元(買える最小単位のこと)が100株ですので、16万円あれば株を買うことができます。

配当金は年間3,000円(2017年2月期予想)、株主優待は買い物代金の3%キャッシュバックとなっています。

 

もし、近隣にイオンがあって年間100万円分の買い物をした場合は、毎年3万円が現金還元されるため、これを5年続けることができれば株価が0円になってもトントンと言えるでしょう。(式:(3,000+30,000)×5=165,000円)

※もちろん配当金は企業業績や株価に応じて変動しますが、株価0円に向かうことは考えづらいため、あくまでも簡易式としました。

 

もう一社挙げるとすれば「吉野家ホールディングス<9861.T>」でしょうか。

こちらは、約14万円で購入でき、毎年6,000円分の牛丼・豚丼等を食べることができます。

配当金は、年間2,000円(2017年2月期予想)ですので、1年間につき8,000円分の配当+優待を受けることができます。

 

本銘柄は、イオンのように「買い物ありき」ではありませんから、こちらからの支払を特にすることなく、割引等の恩恵を受けることができます。

食事優待券まで利益率に組み込むとすれば、8,000÷140,000=5.7%の年利と言えますので、少額投資としてはかなり良い利率なのではないかと思います。

 

結局、株価変動リスクはどうしようもないものですので、株主優待を以上のように「生活を豊かにするために」使って、変動リスクを考慮しないように活用するのがより賢いと考えます。

 

マカオのギャンブラーに見た「他人責任」のメンタル

カジノ

筆者はマカオのカジノへ行った経験がありますが、投資の世界とは全くもって別世界でした。

それぞれが、数百万円~数億円程度を持参してきて、一晩中ホテルに附設されたカジノでベット(賭けること)を楽しみます。

誰もがみな、ギャンブルであることを理解しているからこそ、「楽しみ」そして(中国語で)「談笑」していました。

 

ストレートな感想を言えば、1ベット(1回の勝負)あたり1万香港ドル(15万円)以上を賭けている人々でプレイの結果に一喜一憂している人はあまりおらず、1ベット10万香港ドル(150万円)以上を賭けている人々で一喜一憂している人は皆無といって良い状態でした。

 

資産家であればあるほどカジノへの来場回数が多く(あくまでもカジノが好きな資産家に限ります)、ギャンブルの本質をよく理解しているため、無くなったらそれまでだという考え方で楽しみに来ている様子が分かります。

 

反して、日本の公営ギャンブルである「競馬」「パチンコ」「宝くじ」などに焦点を当てると、ベット金額はせいぜい数百円~数千円。マカオのカジノは、最低ベットが3,000香港ドル(45,000円)程度ですから、1回もプレイできない金額です。

 

話がややこしくならないうちに解説を入れます。

ギャンブルには「少額遊戯」「高額遊戯」の区分をすることができ、『「少額遊戯」は生活費などの規模のため一喜一憂することが多いが、「高額遊戯」は生活費の規模を逸しているため、高額であればあるほどギャンブラー本人がギャンブルの特性を理解しており、一喜一憂しない。』ということですね。

 

結論として、「ギャンブル」は確率論を前提としながらも、結果は運で決まるため、運のせいにすることで自分自身の責任から逃れることができるのです。

少額遊戯には特殊な事由があるとして、高額になればなるほど一喜一憂しなくなるのは、「自分のせいではないから仕方がない」で済ませられる「ギャンブラーの特権」があるからこそ。

 

株式投資に臨む「自己責任」のメンタル

 

では「資産運用」である株式投資について考えてみましょう。

残念ながら、ギャンブルと違って「運のせい」にすることはできないでしょう。

全て「自分のせい」です。

 

極端な話ですが、震災や恐慌などの理由によって暴落にあっても「自分のせい」でしかありません。

理由は大変シンプルであり、暴落を運のせいにして怒り狂ったとしても、自らの資産減は事実であって、どれだけ暴れても結果が変わらないためです。

 

「株式投資」は、自分の判断で銘柄を選択し、買いか売りを選択し、いつ売買するか選択し、いつ反対売買するか選択していくもので、その結果として資産が形成されていきます。

株価は操作できないものの、株価の中に身を投じるのは自分であって、身を引くのも自分自身です。

 

例えば、A社の株価が1,000円だとします。

この時点で、A社にまつわる全ての状況を織り込んだ結果が1,000円なのです。

「織り込み」には、インサイダー取引や決算情報の漏洩などネガティブな要因も多分に含みますが、「何が織り込まれているのか…」その時点では誰にも分からないことです。

 

数日後に決算発表がありながら、発表前の日に株価が大きく動いた場合、情報が漏洩した確率は高く、発表前であるにもかかわらず、株価に決算発表の内容が織り込まれます。

つまり、決算発表の日にその他の材料が無ければ、株価はフラットに推移することとなります。

 

いくら全うな情報だけに頼って必死にトレードをしていたとしても、株式市場(そのほか、どんな業界でもいえることです)で情報が漏れることは日常茶飯事ですし、一般投資家へ情報が届く何時間も前に機関投資家(銀行などのディーラー)が既に情報を掴んでしまっていますから、一般投資家向けの情報を果たしてどれだけ信用していいのかも分かりません。

本当の情報か確かめる手段は、存在しないのです。

 

自分の「経験」と「感覚」に頼り、「決断」するしかないのです。

 

「投資は結果が全て」という社会の荒波を経験する

 

「資産運用」として株式投資に取り組むのであれば、当然利益を生み出していかなければなりません。

実際にプラスの成績を出すトレーダーが存在するなかで、マイナスを重ねて、「銘柄のせい、時のせい」にする訳にはいかないですよね…。

 

つまり、結果が全てです。どんな銘柄を選んでどんな売買をしたか、どれだけ上手にプレゼンテーションができても、結果が出なければ仕方がありません。

ギャンブルのように運のせいにしてドンと構えることも出来ないため、マイナスに向かえば精神的に追い詰められることになります。

 

これはある意味で就職して社会に出てからのメンタルに通じるものがあるかもしれません。

特に外資系の営業職などの場合は「年俸制」の場合が多く、自分の残した結果でしか自分を評価してもらえません。

「がんばった努力」を切り捨てて「残した結果」だけを判定基準にするのです。

 

言葉で書くことは簡単ですが、もし株式投資を本当に始めようと思うのであれば、現場に入る前に少しでもメンタルトレーニング(過酷な環境での労働、中間管理職ポジションの経験、自殺対策窓口でのボランティアスタッフなど)をしておくのがベストかもしれません。

 

結果を出すとはいえ、10回取引をして、10回プラスになることなど滅多にありません。7回プラス、3回マイナスでも非常に好成績です。

 

自己責任といっても、毎回毎回の結果を以て自責する必要はありません。

一定の回数やスパンを定めて、その間で結果を出すことに集中すれば良いのです。

前編で、「1の結果を求めるために100の努力と100の辛抱が必要です。」ということを書きましたので、ここに再掲しておきます。

 

技術的な話を書いてしまうと、つまらなくなってしまうため、割と多くの方が興味を持ちそうな「優待」と「メンタル」について述べてきましたが、如何だったでしょうか。

 

いつの日か株式投資に興味を持ったら、是非この内容も思い出してください。

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