2016.07.27 ( Wed )

連戦連勝!大学生インベスターの私が教える、株式投資のやり方:1


株式
最近学生の間でひそかに投資がブームになっています。

 

株式投資やFX投資など、普通に個人投資家としてさまざまな媒体に投資を行っているサークルも人気があります。

プロの投資家の先生を招いて講義を行い、代々の卒業生がまた講師として後輩を指導するスタイルで8期連続年利50%以上の黒字を出している「インカレ株式投資サークルJumpingPoint!!」や、就職活動にも生きる投資学習をテーマとした「慶應実践投資サークルODDS」など、がTVや雑誌でもたびたび取り上げられてとても有名です。

 

学生が「株式投資」と聞くと、何やら胡散臭いイメージや、詐欺ではないかなどと勘繰る人も多いかと思いますが、今回の記事は「株式投資を通して資産管理の重要性に気づいた上で、行動できる力を高める」というのを目標とするため、何も株に貯金を突っ込んでみよう、という話ではありません。

 

株式投資とギャンブル

 

「ギャンブル」の定義ってどんなものでしょうか?

 

株式投資を「ギャンブル」として捉えている人は多くいます。

思考の根本は間違っていませんが、筆者はギャンブルとして認識していません。

ギャンブルか否かの判断基準は、「リターンをルールや裁定者によって制限されるか」に依ると考えています。

 

例えば、パチンコなら「出玉の数」、競馬・宝くじなら「払い戻し倍率」、カジノなら「ルールブックに沿った払い出し」と、全てルールや裁定者によってコントロールされていることが分かります。

裁定者は、凌ぐ(稼ぐ)ためにそれぞれの業を営んでいるため、絶対に損しないような仕組みを作ります。

当然、ギャンブラーは総合的、長期的に見て「絶対に負ける」のです。

 

グレーゾーンには、「FX」があります。

変動要因が多すぎるFXは一言でいうと「丁半博打」に近いのです。

自分も体験した感覚から言うと、時間を追うにつれて手数料ばかり取られていくため、長期的に稼げている人はプロギャンブラーよりも少ないかもしれません。

 

しかし、株式投資の場合は、勉強さえすれば口座手数料以上に利益を上げることが充分可能で、近年は取引時にかかる手数料が大幅に安くなったこともあり、学生間に急速に広まっているのです。

 

株式投資の魅力は何か

 

株価は、1円が1,000円になるし、1,000円が1円にもなります。

株主は有限責任ですから、1万円の株券を持っていて当該会社が倒産しても、1万円の責任に留まります。

反して、1万円の株価が5万円、10万円になることもあるのです。

株式投資の魅力は、ずばりそこにあると考えています。

一言でいえば、「リスクは限定され、リターンは限定されない」。

つまり「ローリスクハイリターンにもなりえる投資」の一つなのです。

 

「株で稼ぐ」という考え方について

 

「先月は10万円負けたけど、今月は20万円勝った!」

ギャンブラーから聞こえてきそうな典型的なフレーズです。

周りでギャンブルにのめりこむ人は少なからずいるかと思います。

 

気持ちは分かります。トータルでプラスに転じた瞬間に、このようなフレーズを口にする人も多い通り、心理学的に見れば「これだけ負けたけど(小声)、これだけ取り返した(大声)」と主張したいのかもしれません。

しかし、この考え方で株式投資に向き合うと、待っているのは確実に地獄です。

 

株は、その会社の成長が前提にあって「資金調達を目的として発行する有価証券」です。

会社が成長すれば一般的に株価は上がるため、成長の見込める会社に投資することが株式投資に於いて利益を出していくセオリーとなります。

つまり「稼ぐ」ではなく「資産運用」が正しい認識になります。

 

運用方法によって資産が変動します。

リスクとリターンの関係をそれぞれ大小の2区分のみで考えた時、4通りのスタイルが生まれます。これを投資方法に例えると・・・

 

・ハイリスクハイリターン 急激な株価変動のある新興市場銘柄等に資産の多くを投資する。

・ハイリスクローリターン 望む人はいないが、多くのアマチュアが陥っている。(後述)

・ローリスクローリターン 東証一部や指数に連動した投資信託等に資産の多くを投資する。

・ローリスクハイリターン 底値圏、割安株を狙い、天変地異などにも堅固に耐えられるような投資。

 

に区分され、投資額に対するリターンは、運用スタイルに応じた結果となります。

ギャンブルと違う所は、運用回数をこなせば、「結果」が高確率で収束していくということです。

 

誰もが、「ローリスクハイリターン」を狙いたい、と考えているでしょう。

ローリスクを狙うためには、数千もの銘柄から天変地異や様々な環境変動に耐えられて、成長する可能性の高いものを選び出さなければなりません。

既に見つけられていれば株価が上がってしまっていますから、勘違いして選択すると「ハイリスクローリターン」に様変わりします。

 

1の結果を求めるために100の努力と100の辛抱が必要です。

自分に厳しくなければ、到底不可能かもしれません。

 

また、天変地異を予測することは不可能だと考える人がほとんどでしょう。

しかし、自分の資産を守るために、できる努力を最大限することが、投資家として求められる素質ではないでしょうか。

 

株式投資を生業とする人々の仕事時間帯は?

fx

株式相場の取引時間帯は午前9時~午後3時です。

少し足を延ばして「先物」に手を出せば、取引時間は午前9時~翌3時となり、かなり長時間の世界になります。

(「先物」は短期間な上下を当てる取引になりますから、筆者の中ではあくまでもギャンブルの範疇です。)

 

午前9時~午後3時といっても、11時30分~12時30分は休憩時間ですので、実質5時間の取引時間です。

8時間労働+残業と比べればかなり短いです。

したがって大学の空き時間を使って取り組むことが充分可能なのです。

 

しかし、現場(取引中、椅子に座っていることを指す造語)にいると、この5時間は壮絶に長く感じます。

5時間をしっかり使って取引しようと思えば、当日中に値動きが無かった場合、15時までに売るか、次の日に持ち越すのかという選択に迫られ、結局14時59分30秒で取引をする始末・・・。

精神的に、長くは続きません。

 

例えば筆者の場合、平均的に月数日&1日2時間程度の取引時間を実践しています。

とりあえず9時の段階で相場は確認しますが、月の半分以上は始まった段階で取引はせずに終了、行けるなと思った日は9時~11時頃まで取引を行い終了となります。

 

「そんな時間で資産を殖やせるのか!?」と批判を浴びるかもしれません。

しかし、5時間張り付いたところで良い結果になる保証がどこにあるでしょうか。

1日の取引時間が長くなるほど、最後のほうの判断力は落ちます。

 

昼過ぎに事件や天災があって暴落する・・・という可能性も否定できませんが、それが取引中の9時1分に来たところで、そこまで結果は変わるでしょうか。

「いま地震があったが、地震で下がったから、また上がるだろう」という結論に落ち着くような気がします。たられば、で相場は語れません。

 

毎日9時~10時だけ取引をして、あとは外でゆっくりコーヒーを飲み温泉につかる生活をする人もいる反面、先物やFXまで何でもこなして、取引をしていなければ気がすまなければならないタイプもいます。これが「破滅型」です。

 

ここで筆者の経験則を伝えておきますが、このタイプは100%破滅します、例外は「絶対に」ありません。

破滅の末路は、破滅型で取引しなければ済む話なので、ここでは割愛します。

 

先述したように、株式投資は「資産運用」であって、投資家は会社の成長を前提として取引をしています。

成長する会社に投機的変動(急激な値幅変動)は少なく、取引時間いっぱい張り付いている必要など、ないのです。

 

株式投資以外のいろいろな投資の特徴

 

株式投資を知る上では、他の投資方法を研究するのも大切です。

株式投資以外の投資にはどんなものがあるのか、見ていきたいと思います。

解説をするだけでは物足りないので、それぞれの「資産運用適正(1に近いほどギャンブル性あり)」「リスク&リターン効率」「リターンの確実性」「研究の必要性」を5段階評価で示していきたいと思います。

 

◎債券投資

大まかに国債、地方債、社債などに分けられる。代表的なものは国債。

国債の金利は0.05%(固定)~0.3%(変動)とごく低い。定期預金との違いとして、発行後1年間の中途換金が不可能。運用額が拘束されるにも関わらず、金利には税金がかかり、0.3%の金利が約0.24%となる。《運用5・効率1・確実5・研究1》

 

◎商品投資

代表的なものは、金やプラチナなどの貴金属。現物商品(金の喜平ネックレスなど)を購入した場合、一般的な資産と違って減価償却が発生せず、「市場価格」によって売却額が定められる。

但し、「スプレッド(買値・売値の差)」が非常に大きく、直近では5,000円/gの売値に対し、買値はせいぜい3,500円/gである。《運用4・効率2・確実2・研究3》

 

◎不動産投資

不動産とは、土地とその定着物(建物など)を指す。

投資の中では最も実用性が高く、土地価格が変動しなかった場合でも個人で売却差益を得ることが可能である。

しかし、バブル期に建造されたリゾート施設などの遷移を研究すれば、効率が抜群に良い投資とは言えないことが分かる。《運用3・効率4・確実3・研究5》

 

◎投資信託

いわゆるファンドに現金を預託し、運用を任せる。「ファンド」と聞けば割と印象も悪いが、財閥系投信会社などが倒産することは考えづらいし、運用先を見極めれば詐欺被害に遭うことも無い。結果を残さないファンドも数多いので、他人にリスクすら含めた運用全般を委ねるのはあまり感心できない。《運用4・効率2・確実3・研究2》

 

◎為替投資

いわゆるFX。先物と並んでギャンブル性が非常に高い。預入現金額に対する実際取引額の倍率(いわゆるレバレッジ)が高ければ高いほど、ギャンブル性が増す。

しかし、通貨間の金利差を利用するスワップ取引は、レバレッジが低ければ収益性を見込める。《運用2・効率4・確実2・研究5》

 

◎先物取引

筆者として「絶対にオススメしない」投資方法である。

為替投資は金利差益を狙えるため運用適正を2としたが、先物取引の運用適正は「不変の0」である。

100万円を投入し、1,000万円分の現物でもない架空の商品(手に入ることは無い)を取引し、900万円になれば元本が0、1,100万円になれば200万円。

もちろん800万円に暴落すれば一瞬で借金が100万円生まれるため、運用の文字すら使いたくない恐ろしい投資である。《運用0・効率5・確実1・研究4》

 

如何でしたでしょうか。

今回は株式投資やその他投資について見てきましたが、次回は後編として株式投資におけるメンタル論などについてお話しします。

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