2016.07.01 ( Fri )

大学生になってわかる 友だちの大切さと人間関係の重要性


様々な人

大学に入ると世界が広がるとよく言われます。

 

それに伴って新しい人間関係もたくさん形成されることでしょう。

高校までは一般的に学校と家の往復ばかりで、人間関係の輪が小さい人ばかりだったと思います。

ところが、大学からは地元を離れる人も多く、そこから一気に世界が広がります。

 

ゼミやクラス、サークル、バイトなど、自分の大学だけに限らず他の大学や職場にまで世界が広がり、「友だち」も「地元の友だち」「大学の友だち」「インカレなど他大学の友だち」「バイト仲間や上司、先輩」など交流の幅が一気に広がります。

自分の世界を広げて大学生活を充実させるために、まずは学内の友だちづくりから始めるのがベストですが、最初からピンポイントで友だちを見つけられるはずもなく、少なくとも複数の人と交流しなければ友だち候補にすら出会えません。

でも、多くの大学生にとって、いや社会人になってからも、時に人間関係は最も大きな悩みの原因となるものです。

人の性格は十人十色、人との付き合い方に正解はありませんが、なるべく多くの人と良好な関係を築き上げ、よい友だちを持つことが大学生活を充実させてくれます。

また、その経験が社会に出てから非常に重要なスキルとして活かされることは間違いありません。

 

大学は友達をつくるための場なのか

 

そもそも進学先を選択するときに、「友だちづくり」のことまで考えて大学を選ぶ人っているのでしょうか?

中学から高校への進学では地域性や通学の問題もありますから、まわりに知り合いがまったくいない、という状況にはなりにくいでしょう。

ところが、大学入試の際には同じ大学に進学する友人がいたとしても、選択授業が違う、学部が違う、サークルが違う、ゼミが違うといったこともあり、高校から引き続き大学内でも友人関係を継続できる可能性は少ないといえます。

また、入試の時は「自分以外はみんなライバル」な状況ですし、入学後の友だちづきあいまで考える余裕も、想像力もなくて普通です。

多くの高校生にとって大学は就職のために行く場所であり、特にこれといって突き詰めたい分野を専攻する学生はごくまれでしょう。

つらい試験勉強をしているときには、大学にさえ入ってしまえば「楽しい毎日が送れるはず」と何の根拠もなく妄想していたはず。

大学での人間関係に悩む人の多くは「友だちをつくる」というプロセスをすっ飛ばして、大学では楽しい毎日が待っているはずという思い込みと現実のギャップに陥っているのです。

もしも人間関係に悩んだら、大学とは自分にとって何をすべき場所なのか、ということを再確認しましょう。

そうしないと「人間関係の悩み」に大学生活の大部分が支配されてしまいます。

 

友だちがいることの大切さ

 

社会教育学の専門家が調査した結果によると、学内の友人関係が大学への適応に大きく影響しているといいます。

この調査によれば、「今の大学を辞めて進路変更したい、別の大学に入りなおしたい」と考える傾向が、見事に友だちの数に反比例しています。

学内に友だちが少ない人ほど大学への適応力が弱く、大学から離れたいという欲求が高まるようです。
 
大学をやめる
 
また、一見すると友だちとは関係なさそうな「授業への興味や関心」も友だちが少ないほど低く、大学に対する満足度も低いことが明らかにされています。

大学生にとって、「大学内での勉強やサークル活動の場を共有すること」「会話を交わし一緒に遊ぶ友人がいること」がいかに大切かを物語っています。
 
授業への関心
友人の数
 
ベネッセ教育総合研究所
http://berd.benesse.jp/berd/focus/4-koudai/activity2/

 

友だちはいつつくる?

 

先の調査と別の調査では、大学内での友人関係について、およそ8割の大学生が「ひとりで行動していても気にならない」と回答している反面、「グループの仲間同士で一緒にいたい」「仲間外れにされないように話を合わせる」が5~6割を占めています。

また、4割近くが「一人で食事をしているところを人に見られたくない」と回答していますが、これは「ランチメイト症候群」「便所飯」などと呼ばれ、人目の多い場所で一人で食事しているところを誰かに見られたくなくて、隠れて食事をすることを指します。

人付き合いは面倒だけど「ぼっち」は嫌だ、という傾向がよく表れています。
 
大学での孤独
 
ベネッセ教育総合研究所
http://berd.benesse.jp/berd/center/open/report/daigaku_jittai/2012/hon/pdf/data_12.pdf

それでは「ぼっち」にならないために、いつ友だちをつくるのがいいでしょうか。

最初に紹介した調査によると、「大学の友だちと知り合ったきっかけ」で最も多いのは「1年生のときの授業」で約6割、次いで「部・サークル」「入学後のオリエンテーション」「ゼミ」と続きます。

この傾向はどの学年になっても同様であり、1年生の時に出会った友だちが最も多く、大学生活4年間を通じて付き合いが継続していることを意味しています。

友だちをつくるのは入学して間のない1年生のとき、そしてこの友人関係がその後の大学生活の満足度を左右する、ということになるようです。
 
大学で友人と知り合ったきっかけ
 
入学当初は誰しも周りは知らない人ばかり、その中で知り合い、共に成長していくことで有意義な学生生活が送れるのかもしれません。

しかし、中には友だちづくりのプロセスにおいて「人間関係がわずらわしい」と感じたり、逆に「人間関係が希薄」と感じる人もいるようです。

大学は会社と違って無理に付き合う必要もないのですが、ここでコミュニケーション力を養っておかないと社会人になってからもっと苦労する羽目になります。

大学に入学したら、まずはまわりにいる同期と交流を図るのが良いようですね。

それでは、実際の人間関係において、どのような人たちとどのような付き合い方をすればいいのか?を考えてみたいと思います。

 

嫌いな人、苦手な人との付き合い方

 

誰でも嫌いな人や苦手な人はいると思います。

それらの人とどうしても接しなければいけないときは、どのようにしていますか?

とりあえず適当にその場はやり過ごして、あとで陰口を言ったりしている人が多いように思います。

 

気持ちはわからなくもありませんが、陰口をたたいてばかりいてはよくありません。

自分の周りへの印象が悪くなってしまうことにもなります。

苦手な人は苦手な人、そう思ってしまうのだから、それはもうどうしようもないことです。

 

「耐えられないような嫌がらせを受けているから苦手…」という場合は除いて、「この人何となく苦手…」「意見が合わない…」というような場合を考えてみましょう。

 

私が考える中で1番良い方法は、「この人はこういう人なんだ!」と割り切ってしまうことです。

陰でこそこそと悪口を言わず、はっきりと相手に言うのがベストでもありますが、時と場合によります。

 

相手が自分の上司や先輩だったりしたら、余程許せないことがない限り言えるはずありませんよね。

ですから、いっそのことあきらめましょう。

人の性格は簡単には変えられないのです。

そうしてその人の嫌いな面はなんとか受け入れて、好きな面ができたら、意外と仲良くなれるかもしれませんよ。

 

うわさ話に花は咲かない

 

友だちとはどんな内容の話をしていますか?

自分とは直接関係のない人のことについて、ずっとあれこれ言っているだけのことはありませんか?

「あの子はこの前のテストで100点だったのに、今回は60点だった」とか…。

 

その場の時間つぶしで何か会話を埋めなければいけないときはそれでも良いでしょうが、いつもそのような話しかしていないと段々「つまらないヤツ」に自分が思われてしまう危険性があります。

 

大学生活では無数の人たちと出会い、無数の人たちとまた無数の人たちが、自分の知らないどこか遠くで繋がっていることも多くあります。

サービス精神で内容のない話をするのも時と場合だと心得てみると良いでしょう。

 

確かに、他人のことについてはいくらでも好き勝手言えるのが楽しいこともあるかもしれません。

しかし、人のうわさ話が自分にプラスになることはほとんどないはずです。

人のことを気にする前に、まず自分のことを頑張りましょう。

 

他人の悩みと自分のプライドとの付き合い方

 

他の人の情報って何となく気になるものですよね。

その人が秘密にしていたいことでも、聞き出したいと思ってしまいます。

そういうときはあれこれ聞き出そうとしないで、聞いて自分に何ができるのかを考えてみましょう。

 

自分が他の人のためにしてあげられることって、意外と限られているのです。

話を聞いて欲しいと言われたら聞いてあげれば良いですが、それ以外の場面で無理に話を聞こうとする必要はありません。

聞かないのが相手のためになることだってあるのです。

 

聞き出してみて、予想以上に重い悩みだったときはどうしますか?

聞いてよいのは、それを背負う覚悟があるときだけです。

興味本位で聞くことだけは避けましょう。

それが友達との関係を良好に保つコツだと思います。

 

あと、捨てられるプライドはすぐ捨てることも大学生活では重要です。

大学にはいろんな世界からいろんな人たちが集まってきます。

当然自分のことを凄いと思っている人も少なからず居ます。

 

ただ一つ言えることは、周りは自分の自慢話に興味がないのです。

どうでもよいところで小さなプライドをもっている人はいませんか?

冗談であるにもかかわらず、相手に下に見られるとすぐカッなってしまっては、その場の雰囲気も悪くなってしまいます。

 

「これくらいのこと、いいじゃないか」と思える寛大な心をもちましょう。

けじめをつけるのも大事ですが、“許せる”ことで広がる人間関係もあります。

 

人間顔だけがすべてなのか?

 

顔が良いだけで人生が変わると思われがちですが、本当にそうでしょうか?

 

あまりに美人だと妬まれたりして、周りの人からよく思われなかったり…美男美女だって悩みはあるのです!(きっと…!)

ルックスが完璧な人なんてほぼいませんから、開き直って不幸な美人より幸せなブサイクを目指すのも手かもしれません。

 

第一印象が見た目で決まってしまうのは不服ですが、そこからが勝負どころです。

少しでも自分がよく見えるようにしていれば、それは自信にもつながります。

似合う服、似合う色、似合う髪型やメイク、似合う香りを探しましょう。

ファッションに興味がなくても、自分を探すのは楽しいものです。

 

そうはいっても、自分のルックスに関して他人から何か言われ、傷ついたことがある人も多いと思います。

そんなときはぐっとこらえて、他で勝負することを考えましょう。

 

「私は顔こそ良くないけど、~ができる!」という自分だけのアピールポイントが顔以外の何か他のもので見つけられたら、より一層人間的に魅力的に見えるものです。

 

責任の取り方を身につける機会

 

取り返しのつかないミスを犯してしまったとき、どうしていますか?

高校までと違い大学生は社会人とみなされることも多く、あらゆることに責任が付きまといます。

けれども大学生にとって、本当に責任を取ることはとても難しいものかもしれません。

経済的に成熟できていないので、何かあった時に金銭で解決するような芸当はとてもできない筈です。

 

しかし、自分の非を認められるのは、人としてできている証拠でもあります。

 

ふり返ってみて少しでも自分に非があるなと思ったら、他の人との責任の押し付け合いはすみやかにやめましょう。

ミスにより起きてしまった事態にどう対処したらよいのかを考えることが先決です。

 

相手も自分が大学生であることを素直に話せば、金銭以外の別の解決策などを一緒に考えてくれるかもしれません。

自由度が高い大学生は比較的気持ちがゆるみがちですが、肝心なところでのメリハリはつけなければなりません。

甘え方を覚えてぬるま湯に浸かるよりも、大人としての解決法を探る機会にした方がよほど有意義でしょう。

 

地元の友だちとの付き合い方

 

大学からは、付き合いの長い友だち同士も歩む道が変わってしまいます。

高校時代どんなに仲がよかった友だちも、連絡を取り合わなければどんどん疎遠になってしまいます。

 

また、地元に帰省したとき久しぶりに高校の友だちで集まったとしても、みんな周りの環境や人間関係が違うため、高校のときよりも話が合わなかったりするでしょう。

 

そんな時は少し寂しい気もしますが、「みんなそれぞれの場所で頑張っているんだな」とお互いを認め合い、プラスになるような関係を維持することが望ましいです。

違う世界で生きているということで、自分とは全く異なる見聞をもっているかもしれません。

そんな友だちがいることを誇りに思い、大切に尊重し合いましょう。

 

現代は通信技術が発達しています。

いつでも簡単に連絡がとれるからこそ、それを怠ってしまいがちですが、大事な人とはこまめに連絡をとるようにしましょう。

全国に友達がいることは、きっと一生の財産になるはずです。

 

親孝行、じいちゃんばあちゃん孝行は…?

 

仲良し家族

 

両親や祖父母へはいつ、どんな孝行をしたらよいのでしょうか?

 

自分が就職したら何かプレゼントしようというのでもよいのですが、親や祖父母への一番の恩返しは一緒にいる時間をつくることでしょう。

地元を離れるだけで親といる時間はぐんと少なくなってしまいますし、地元の友だちや大学の友だちの付き合いが忙しくてついつい親との時間をおろそかにしてしまいがちです。

特別仲良くなくても、意識的に親と一緒にいるようにしましょう。時間がたっぷりある大学生だからこそできる親孝行です。

 

言葉で表すのは簡単ですが、実際にこれを行動につなげるにはなかなか難しいかもしれません。

実際、大学に入ると長期休暇中もサークルやアルバイトなどでなかなか時間を取れず、ついつい実家に帰るのは後回しで良いと思ってしまう人が多いでしょう。

 

もちろんあまり実家に帰らなかったとしても、親が強い口調で「戻ってきなさい」と怒鳴るようなことはないでしょう。

それは「今、息子は大事な大学生活を送っているのだからそっとしておいてあげよう」という親の愛です。

何も言われないからこそ、機会を見つけて親との時間を積極的に取ることも大事な親孝行だと忘れないでください。

 

付き合いにくい人とこそ付き合う

 

大学生のLINEの友だちリストは、同年代の友だちばかりの人がほとんどになりがちです。

「ご飯に行くのでも、先輩よりも同い年同士の方が気持ちが楽」と誰もが思いますよね。

 

ところが、同年代の友だちしかいないままだと、いきなり年の離れた人と関わることになった時に困ってしまいます。

言葉遣いは正しいか、どんなことを話したらよいのか…。いざというとき悩まないためにも、日ごろから年の離れた人と接することを心がけると良いかもしれません。

 

具体的にどうするかというと、一番簡単なケースでは、地域の行事やイベントに積極的に参加するのもおススメです。

たまには学生だけのコミュニティを離れて、大人が絡むコミュニティに絡んでみると新鮮ですよ。

大学には留学生なども多いので、日本以外の国の方と接することも、異文化や外国語を学ぶことができてよいでしょう。

 

最後に

 

大学生になると高校生のころとは違い、社会との関係性も増えてきますし、高校と違って単位についての考え方も自分主体になります。

当然、ゼミの仲間や教授、講師との関係も重要になってきます。

大学生活は人間関係について学ぶ場でもあるといえるでしょう。

大学で良好な人間関係を築き上げることの重要さは、社会に出た後にこそ判るものです。その重要な人間関係の根幹をなし、自分を支えてくれるのが友だちの存在であり、最も大切にしなければならない相手でもあるのです。

大学生になったら、わずらわしいと思わないで、気後れせずに多くの人と交流し、早くいい友だちを見つけて良好な人間関係を築き上げてくださいね。

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