2016.06.24 ( Fri )

留年・男女比・レポート地獄! 理系学生のリアルな日常


理系の実験

大学に入ると「理系の大学生は、文系の大学生の憧れ」などと言われることもしばしばあります。

文系の大学生にとって大学生活は楽しくて仕方ないもので、その大学生活を自分たち以上に長く過ごせる理系の学生を羨ましく思っての言葉です。

 

文系の大学生は大学生活を過ごせる期間がたったの4年しかありませんが、理系の大学生は4年で大学を卒業した後に多くの学生が大学院へ進学するという選択をします。

つまり理系の学生が文系の学生よりも2年も多くの時間を学生として過ごせるのです。

 

文系のほとんどの学生にとって、大学生活とはほとんど勉強の苦労をすることはなく、さらには、親からの仕送りやバイトで稼いだお金を自由に自分のためにだけ使える、やりたいことはなんでもできるという人生最後の自由な時間と言われることもしばしばです。

 

文系の学生は、理系の学生がこのような自由な時間があと2年も長く続いていくと勝手に思ってしまっていますが、理系の学生に聞いた普段の学生生活というのは、文系の学生が予想をしていたものとは全く違うものでした。

そこで理系の学生が大学院までいって長い大学生生活を続けることに抵抗を示す理由を述べていきたいと思います。

 

世間が抱く「理系」のイメージ

その前に、世間の人たちが「理系」をどのように見ているのか、見られている側にはわからない世間一般の理系イメージを分析してみたいと思います。

 

理系男子といえば多くの方が、この方や↓
 
理系男子
 
こんな方を↓
 
理系男子
 
イメージされるかと思いますが、どんなコミュニティにおいてもイケメンは常に少数派であり、だからこそ希少価値があるわけで、大半の理系男子はこのようなイケメンとは対極にあるのが現実です。

最初に、理系男子のイケメン率に過度な期待は抱かないようお断わりしておきます。

 

さて、世間が抱く理系男子のイメージは、

 

理屈っぽい

ネットテレビのオリジナルドラマにもなった漫画「理系の人々」作者の「よしたに」さん。

理系大学を卒業後IT企業でシステムエンジニアだったバリバリの理系男子いわく、「足を向けて寝られない、という言葉がございますが。たてひざなら失礼になりませんよね?」
 
リクナビtech総研
 
リクナビNEXT Tech総研
http://next.rikunabi.com/tech/docs/ct_s03600.jsp?p=002417

 

とにかく理屈っぽいのが理系の特徴で、これは自分自身も認めざるを得ません…。

 

普段は無口なくせに得意分野になると突然熱く語りだす

頭の中の論理構造が一般とは違うため、普通のひととはなかなかうまくコミュニケーションがとれない。

 

突然話を振られたときなど、どのように話題を引き取り、どう展開させるか、といった方法論を考えてしまい、話そのものに乗り切れない。

「会話を楽しむ」ということがどういうことなのかよく理解できず、突然論理的な結論を述べたりしてひんしゅくを買う。

 

しかし、頭の中では常日頃考えていることが渦をまいており、誰かに語りたくてうずうずしている。

だから、会話の流れがその話題になろうものなら、堰を切ったように熱く語りだす。

そして、相手が話題についてこれないとなぜか気分がよくなって、さらに難解さが加速、結局その場から浮いてしまう。

 

コスパが大好き

コンビニやスーパーなどで買い物をするとき、全体の量や材料の種類と多さ、賞味期限などを比較して、最もコストパフォーマンスの高い商品を選ぶ傾向にある。

ファミレスやファストフードでも同様で、結局食べたくもないメニューを選んでしまい、後悔することが多い。

 

スペックの意味が一般と違う

女性が男性に対してよく使う言葉に「ハイスペック」がありますが、理系男子は冗談でも「あなたハイスペックね」などといわれると「どこがハイスペックなのか」考え込んでしまいます。

 

普通、女性がハイスペックといえばお金持ち度、高学歴、高身長などを指しますが、理系男子にとっては文字通りの「スペック」であり、偏差値やIQを、中には体脂肪率やBMI、コレステロール値などを思い浮かべてしまう理系男子が後を絶ちません。

 

一方、最近増殖中のリケジョはどうでしょうか。

 

2年前、すい星のごとく現れ「リケジョの星」として頂点を極めながら、わずか1年足らずで、流れ星のように消えていったこの方…
 
小保方晴子
 
リケジョといえばこの方を思い出す人も多いことでしょう。

彼女については一般大衆の好みがはっきりと分かれており、どちらかというと男性は擁護派が多く、そこがまた女性の反感を買うという悪循環を醸しております。

 

しかし、この方の登場によってリケジョが脚光を浴びたことはまぎれもない事実です。そんなリケジョのイメージとはどのようなものでしょうか。

 

今や「リケジョ/RIKEJO」という単語は講談社が商標登録しており、「理系女子応援サービスRikejo」なるWebサイトまで運営されています。

こちらのサイトによれば、リケジョとは「理系なことに興味のある女の子のコト」で年齢や職業は関係ない、としていますが…

 
リケジョ
 
理系女子応援サービスRikejo
http://www.rikejo.jp/stc/monitor/

 

数学や理科は苦手だけど、”理系”に興味がある!…って、なんとなく釈然としない思いはありますが、それはさておき。理系女子にも男子と同じく「理屈っぽい」「計算好き」などの特徴はありますが、リケジョならではといえば「完璧なまでの理論武装」です。

 

理系男子は自分の得意分野以外には頓着がないというか興味がないため、雑談の中で論理的な破たんや矛盾があったとしても、あえて突っ込むことは多くありませんが、リケジョの中にはどんな内容の話であれ、論理的な過りにすかさず突っ込まずにはいられない傾向が見受けられます。

 

さらにいうと、女性の話はどちらかというととりとめのない話題が展開していくので、理系男子にはついていけないことが多いのですが、同じ理系同士であるリケジョとの会話では、理屈っぽさがかみ合ってしまうためか、始めから攻撃的な展開になることがあって、ついていけないどころか非常に険悪な雰囲気になってしまうことがあります。

 

って、これは世間一般のイメージはなく理系男子から見たリケジョのイメージですね…。

 

でも、これはあくまでも想像ですが、リケジョが彼女だったら男性が浮気をするのはかなりむずかしいのではないでしょうか。

並みの男なら、会話の矛盾点や偽のアリバイはすぐに見破られて、自白に追い込まれるのがオチですから。

 

総じて、リケジョは合理的で無駄を嫌い、時間の使い方も効率的です。

会話においても遠回しな言い方はせず、「いい」「悪い」をストレートに表現しがちで、「冷たい」とか「優しくない」と思われがちではないでしょうか。

でも、言い方を変えれば、正直でまっすぐ、嘘のつけない純粋な女性が多いことの裏返しであるともいえるでしょう。

 

本当は照れ屋で純情なかわいいリケジョが多いことも付け加えておきたいと思います。と、フォローをしたところで次に参りましょう。

 

毎日の授業に3時間のレポート?

文系の学生にとって授業の予習や復習は馴染みがない場合も多いのではないでしょうか。

私自身も普段は授業にすら出ずにテスト前になって初めて教科書を開いて必死に一夜漬けをするというような学生で、当然授業の予習や復習などは殆どしたことなどありません。

おそらくこのような大学生像は文系の一般的な大学生には共通して当てはまるのではないでしょうか。

実際にそのような生活でも楽に単位を取得し卒業できてしまうのが文系なのです。

 

しかし、勿論、こんな大学生生活は理系には当てはまりません。

東京理科大学に通う友人は、毎回の授業でレビューを書かされるというのだが文系の大学生が書かされるような一言のコメントレビューではありません。

 

その日の90分の講義をまとめ上げそこに自分の考えた問題やその意義を毎回述べなければならず、このレビュー1つにつき2時間程度かかるといいます。

このレビューが1日に3本も重なる日などがあると深夜まで眠れないなどという事態は当たり前なのです。

 

この状況は東京理科大にだけある特殊な話では全くありません。

広島大学に通う友人は、週に二回実験の授業があるというのですが、一コマが驚異の270分という長さで、その後に実験結果をまとめるなどの諸作業を個別に行わなければいけないので、上記の270分に加えてさらに5時間ほどかかるのだといいます。

 

つまり一コマにかかる時間が9時間30分、それが週に二回あって、通常の授業もあるという地獄のような時間割なのです。

 

それに比べて文系は出席のない授業は出ないし、下手をすれば学校にすら行かないということもよくありますから、授業のために費やす時間をとってみても文理の差ははっきりと出てきます。

上にあげたような時間を授業に費やして、理系の学生が文系の学生のような自由な活動をできるわけがありません。

驚異の男女比!男社会のイケメンパラダイス

イケメン学生

多くの大学生の関心ごとといえば、いつの時代も恋愛でしょう。おそらくほとんどの人は自分の同じ学部の中に気になる女性の1人はいるのではないでしょうか?

このいたって普通のように思える感情も、理系の学生にとっては普通ではない場合もあるのです。

気になる子がいるという感情はあくまで女の子がいるから生まれる感情であって、そもそも理系には女の子がいないという場合もあり得るというのです。

 

広島大学工学部二類に通うAくんの学部には女の子がたった5人しかいません。

男が145人いるので、女の子はなんと全体の3%以下なのです。

もはや貴重な化石というようなレベルで、こうなると簡単に手を出すこともできませんし、万一つきあって別れてしまった時のその後の学生生活が怖くて仕方ありません。

 

こんな状態では学校に恋愛を求めることは不可能なのです。

同じような状況が東京理科大の友人からも報告されていて、その友人の学部では「女の子10人に対し男が200人」という文系では考えられない状況なのだとか。

いかにリケジョが不足しているかという問題が浮かび上がってきます。

恐怖のデスレース!多数の鬼単たち

単位とは大学生が何よりも欲しいものです。

この単位というものは、文系にとっては「真面目に勉強すれば余裕を持って取れるもの」という印象を持っている人も多いのではないでしょうか。

 

事実、文系の留年率は全国的にみると理系に比べてはるかに低く、ほとんどの文系学生にとっては「危機感は感じてもなんとか乗り切れるもの」くらいの印象ではないでしょうか。

 

しかし理系の学生にとって、留年とは極身近なものなのです。

というのも理系の留年率はなんと3割近い数字になるのです。

これはあくまで平均であって、優秀な大学になるほど卒業が難しくなる傾向にあるため、たとえば早慶や理科大ともなると留年率は4割近くにまで登る学科まであるといいます。

 

このような高い留年率になるのは何故なのか。

まず落としてもいい単位数が文系とは異なります。

東京理科大学では必修を10単位落とした時点で留年が決定するらしいのですが、科目によっては一科目で6単位分あるものもあって、場合によっては二科目落としただけで留年が決定する場合もあります。

 

加えて科目の難しさ。基本的には予習なしでは全くついていくことができないのは当たり前なのですが、人によっては勉強してもついていけないという場合がざらにあるそうです。

そのため友人が留年してそのまま大学から消えていくというようなことも。

 

文系でも確かに単位取得の厳しい科目はあります。

中には25パーセントちかくの人が単位を落とすものもちらほらです。

しかし、そんな科目はごく稀で、たまたまそのような科目に当たってしまったとしても他の科目をしっかり行えばリカバリーは可能なのです。

 

しかし、理系にはいわゆる地雷が多すぎる。

たとえうまく避けたとしてもその避けた先がまた地雷という場合も多々あります。

このような単位取得の厳しさが文系の3倍以上の留年率を生む要因なのです。

理系の学生生活は常に「留年という恐怖との戦い」なのです。

個性は多数。苦難の友人作り

大学生活を華やかにする要素として必須なのが友人の存在です。

学校に行く目的としては、授業を受けに行くというよりも友人と会話したり食事したりしに行くというほうが適切かもしれません。

しかし、理系の学生にとっては心から打ち解けられる友人を作りにくい場合もあるとのことです。

 

まず一つ目に理由としては、理系の学生は文系の学生と比べて独自に世界観を持っている場合が多いということにあります。

たとえば、アニメ一つとっても、多くのアニメが好きという場合よりもある一種類のアニメだけが好きでその他のアニメは受け付けないという人も多いのだとか。

 

つまりは完全に趣味がマッチングしない場合はその趣味を共有できないということも多いのだといいます。

二つ目の理由に、あまり人との交流を求めない人も多いことが挙げられます。

 

たしかに、学校での学習内容がその後の将来にほとんど関係のない場合が多い文系と比べて、学校での学習内容がそのまま将来の職業の専門知識となったり学校での成績がそのまま就職先のランクに関わる理系とでは、学校に行く目的の比重が大きく変わってくるのも当然です。

 

理系の学生は、学校へ「あくまで勉強をしに行く」のであって、「友人と暇をつぶしたり、おしゃべりしに行く」場としての意識は格段に低いようです。

 

また3つ目に学校の学習や授業が忙しすぎて、課外活動に参加しづらいという点もあります。

理系の単位取得は大変厳しく、また普段から1日何時間も実験があるとなると、暇つぶしや趣味の場としてのサークル活動というのは理系の学生には必要のないもの、または本当は参加したくても時間の都合上参加できないものなのかもしれません。

 

学校での友人を作る場は、やはり学校の授業とサークル活動の二本柱であることを考えるとそのうちの一本であるサークル活動への参加が難しいとなると交友関係を広げることが出来づらいということになっても不思議ではありません。

 

このように様々な理由を考えてみると、理系の学生が文系の学生よりも交友関係面が限定的で閉塞的になる理由が見えてきます。

理系の真の姿を見ても、文系は理系をうらやめるのか?

冒頭に文系の学生は、学生生活が大学院を含めて2年も伸びる理系を羨ましく思っていると書きましたが、それはあくまで理系が自分たち文系と同じ学生生活を送っていた場合の話です。

 

しかし、理系の学生へのインタビューを聞いてみると、いかに理系の学生生活が文系が理想としているような「楽しい学生生活」とはかけ離れているのかがわかってきたのではないでしょうか。

 

「普段の授業が忙しすぎて、サークル活動やバイトにすら満足に通えない。学内にほとんど女の子がいない。気の合う友人が見つけにくい。」。

こんな大学生活が6年も続くことを思えば、本当に羨むべきは、大学生活を4年で終えることができる文系なのかもしれません。

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