2016.06.27 ( Mon )

大学と学生の橋渡し役! 自治会に入ろう!


大学運営の一端を担う組織

光りあふれる若者
みなさんが大学に入学するこれまでに通っていた高校には、「委員会」という組織があって、そこに所属していたことがある人が大勢いると思います。例えば、学級委員や生徒会などといったさまざまな「委員会」の役割を、みなさんは経験してきたことがあるでしょう。

そして、大学にも中学や高校のように、「委員会」が存在します。しかし、多くの大学の場合、学生はその存在をあまり知らないまま過ごしてしまう人も多いのが事実です。なぜなら、高校までは半ば「学校側の指示のもとで強制的に運営することを義務付けられていた組織」だったのに対して、大学でのこの活動は完全に学生自身の手に委ねられるようになるからです。

そのような活動の性質の違いから、これまで「委員会」と呼ばれていたこの組織は、大学になると名前が変わって「委員会」ではなくなります。ほぼ同じような役割を持つ「自治会」と呼ばれている組織が、これまでの「委員会」にあたります。ここからは、中学や高校とは違った役割を持つ大学ならではの「自治会」の良さを紹介していきたいと思います。

大学の自治会というと、全学連や中核派などの過激派に入会させられるのでは・・?という怖さを感じられるかもしれませんが、現在ではそうした組織と自治会は全く違うところがほとんど。そうした怖さはほぼ払拭されています。その点は安心して大丈夫です。

橋渡しのコミュニケーション

自治会では大学側と学生側を繋げて、大学生活をよりよくして送っていけるように活動しています。そのために、たくさんの方と会って話し合う機会があります。大学側との話し合いなら大人の方と、学生側とであれば三年生や四年生の先輩方といった自分よりも年上の方と話すことがほとんどになります。

この方々は、ただサークルやクラブに入っているだけだと学校生活で話すことはほとんどありません。そうは言っても三年生や四年生の先輩方とはサークルやクラブに入っていれば話す機会もあります。しかしそのサークルに入っている同じ趣味などを持っている先輩方だけです。他のサークルやクラブの先輩方とは話す機会は全くと言っていいほどありません。

自治会に参加すると、多くの年上の方と話すこととなって、同年代の人と話し合うだけではなくなります。そのため今までの学校生活とは違ったコミュニケーションをとっていくことになります。そうして自分のコミュニケーションスキルが鍛えられていきます。

どこであっても人と出会えば、コミュニケーションは必ず必要になっていきます。その時にいろんな人と出会って話をするという経験しておくと、会話の方法やプレゼンの方法などが自然と身に付き、就職活動を含めたあらゆるコミュニケーションの場で有利になります。好印象を持ってもらえ、より相手の印象に残る話し方ができるようになっていくからです。相手の印象に強く残れば、何かあった時に相手が助けてくれたり、新たな人との出会いが生まれたりしていきます。

多くの人と出会える役職

自治会に参加していると、多くの人と出会うことになります。そのため同じ学科の人だけでなく、違う学科の同級生や先輩方と話すことがでてきます。

中学や高校の時のように、大学では全てが必修科目ではありません。その必修科目も学科ごとに異なっています。今までのように常にいつも同じクラスメイトが隣にいる中で講義を受けるわけではありません。自分で自由に時間割りを組んで講義を受けていくため、知り合いがほとんどいない講義を受けることもしばしばあります。そのため、大学では顔が広い方が何かと役に立つのです。

もしかしたら、「この講義を受けてみたいけど、もっと詳しく知りたい」なんてことがあるかもしれません。そういった時は顔が広いほうが、さまざまな人からその講義について話が聞けます。その際には先輩方から、他のおすすめ講義なんてものも聞けるかもしれません。

入学したばかりの一年生は大学についてほとんど分かりません。でも、先輩方に知り合いがたくさんいたら今までは知らなかった話も聞けるわけです。話を聞いて身につけられれば、他の一年生たちと差をつけられます。大学の話だけではなく大人の方と話をする場合だったら、社会についての話やアドバイスなど、先輩方とは違う新しい話が聞けるかもしれません。

予算まで決められる組織体

大学との交渉
大学側と学生側を繋げて、学生生活をより良いものにしていく活動をしていて、委員会と似ていると言っても、まだみなさんには分からないことだらけかと思います。そこで少しですが、自治会ではどのような活動をしているのか、説明していきたいと思います。

みなさんは、山梨県にある都留文科大学を知っているでしょうか。この都留文科大学には、「文化会」と呼ばれる自治会が存在します。この組織は他大学では「文化連合」「文化活動会」などさまざまな学校ごとの呼び名があるようですが、基本的に役割は変わりません。

文化会と呼ばれるこの自治会の主な役割は、文化系のサークルとクラブをまとめていくことです。簡単に言うと、私の大学の場合では「文化系サークルとクラブで作る生徒会」といった自治会になります。

大きな役割としては、春季と秋季の二回に分けて行われる文化会総会を開くことです。これは、文化会に所属するサークルとクラブを集めて全員で部費の収支決算の公表や新しい規約についての話し合いを行う場です。

高校までの場合は、部の予算は大抵の場合は学校側と顧問の先生の間で知らない間に決まっていて、合宿費や遠征費など、知らない間に部活動の充実のために使われていた印象があると思いますが、大学の場合はその予算や用途まで広く学生の自治に任されている場合が多いのです。

言い換えれば、高校までの生徒会活動が「会長でさえ会社の社員」のようなものだったとすると、大学の自治会活動は「ヒラでさえ会社の社長」に似たものだと考えればイメージしやすいのではないでしょうか。大学の自治会は「学校のいいなり」ではなく「議論して方針のすべてを決められる組織体」なのです。

自治会の総会を開くまで

文化会はこの総会を行うために、いろいろ駆け回っていきます。その仕事内容がどのようなものかを、私の学校の場合を例にとって見ていきましょう。

文化会総会を開くために、まずは文化会に所属しているサークルとクラブの部長に総会開催日のアンケートを取らなければなりません。また所属するサークルとクラブの部長の中から、数人選出してもらい議長団を決定します。

そして日程が決まったら、総会を行う教室の場所取りをしなければなりません。これは普段、活動や練習をしているクラブの方に確認をとってから申請します。そうでないと、いつも使っている場所が使えなくなる訳ですから、迷惑が掛からないようにするためです。

そして、文化会とは別の「代議員会」という自治会に、総会が滞りなくいくように監査をお願いします。しかし、これではまだ総会を開けません。自分たちで文化会総会の資料作りと各団体へ委任状の配布を行い、文化会総会を開くにあたって一定数いなければならないのでそれを確保できるように各部長に促します。これでようやく文化会総会を開くことができるのです。

とはいっても、開くだけでは終わりません。さらにここから、当日の会場の準備や進行などの役割もそれぞれあります。

説明してきた文化会総会は、文化会が行う役割の一つにすぎません。文化会には、各サークルやクラブの部費を決める予算折衝や、オープンキャンパスでは部活ごとに行われるパフォーマンスの進行や見学に来た高校生や親御さんの案内……まだまだたくさんのことを行っていきます。さながらその活動の範囲は企業の運営体系に似ているとも感じられます。

将来的に起業を目指す人や、組織運営に興味のある人にとっては大きなやりがいのある「身になる活動」といえるでしょう。

あえて困難に立ち向かうという選択

さきほどの文化会の役割や活動の内容から分かるように、自治会では多くの方々と関わりあって、一つのことを成し遂げていきます。そこでは、自分より年上の方々に何かを頼んだり、お願いをしたりすることもあります。

例えば、学校の設備や施設などについて新しい規約を作ることになれば、自治会の中だけではなく、他の学生側からの意見も取り入れて作っていかなければなりません。その意見も参考にしていきながら、全員がより良い大学生活が送れるように活動していきます。

言葉でいうと難しくないように聞こえますが、実際はかなり手ごわい事案もしばしば登場します。その困難は、自治会に入ることのない学生ならきっと知ることもなく終わってしまうものでしょう。もちろん知らない方がたしかに楽かもしれませんが、知ることによって見えない世界が1つ自分の見えるものになっていく感覚を肌で味わえるのも魅力です。

サークルやクラブの先輩以外の方々との繋がりを得ることができ、多くの人と話すことで今までは知ることのなかった知見をも広げることができるのです。

確かに自治会に参加しなくてもサークルやクラブで先輩方とは交流が持てます。そして、先輩と話したりアドバイスをしていただくことも出来ます。しかし、大学側と本質的な対等の立場でのコンタクトを取るとなってくるとサークルやクラブに入っているだけでは難しいのです。その点では、自治会に入るとサークルやクラブに参加している時にはない関わりが生まれるというメリットがあります。

大学では内にこもっているだけでは何も得ることは出来ません。自分から動き出してはじめて見える景色があります。それは社会に出ても同じだと思います。大学入学というこの機会に、自治会に参加して殻に閉じこもることなく周りの力も借りていきながら、自分の幅を広げてみてください。

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