2016.07.20 ( Wed )

現役学部生が案内!憧れの早稲田大学文化構想学部の歩き方


早稲田大学 文化構想学部
早稲田大学。

慶応大学と並んで日本が誇る私立大学のツートップであり、偏差値が高く知名度もとてもあり、就職にも強い、また、数多くの有名人を輩出していることから、人気のある大学の1つとして名高い大学です。

今回は、そんな早稲田大学の数多くある学部の中から、私自身が通う文化構想学部について、私の体験なども絡めながら紹介していきたいと思います。

 

範囲にとらわれない文化を学ぶ

 

文化構想学部は、早稲田大学戸山キャンパスに所在し、2007年に第一文学部、第二文学部を併せて再編され、文化構想学部と文学部が作られました。

受験における偏差値も以前の文学部時代より高く、早稲田の他の学部と比べても遜色ないものになっています。

 

文化構想学部の教育理念としては、人文学・文化学の学際的・学横断的な研究・教育実践を目指しており、人文学・文化学のいろいろな分野をクロスオーバーさせた6つの論系から成り立っています。

 

まず始めに、1年生の学校生活の様子について話していきます。

1年生の授業のメインは、やはりなんと言っても、第二外国語です。

 

第二外国語の必修の授業が週に4回あり、第二外国語だけで8単位を占めるため、毎日予習や復習に追われながら、第二外国語の勉強に励まざるを得ない生活になることでしょう。

フランス語は比較的大変であり、中国語は比較的簡単であるなど、どの語学を選ぶかによって単位取得の難易度は変わってくるとは思います。

 

強敵・必修第二外国語は簡単なものを

 

私自身は入学前、オシャレなイメージというだけで安易にフランス語を選んでしまい、新歓期、どのサークルの先輩に聞いてみてもフランス語を選んだ旨を話すと、絶対大変であると同情されていました。

だから、第二外国語を選ぶ際は、きっちりとリサーチした上で、別段こだわりがないのであれば単位を取りやすそうな語学を選ぶことをおすすめします。

 

私自身もそうですが、将来的に第二外国語を使って仕事に繋げるという人は多くないと思います。

だからこそ、まずは単位の取りやすさをベースに選ぶべきです。

将来まともに使いもしない語学のために再履になったり、もっと悪い場合は留年したりするのは馬鹿げていると感じます。

 

1年間の第二外国語の授業を終えれば、その後の人生でその語学を使うことはほとんどないのです。

また、たかが1年間で、何が身につくと言うのでしょうか。

 

私たちは、英語ですら、中学校、高校と長年勉強してきていますが、完璧に書いたり話したりすることができずに苦しんでいるのです。

大学では、みんな上手く単位を取得しています。

過去問を先輩から貰ったり、あるいは代返という言葉も耳にしたことがあるのではないでしょうか。

 

2年からは自由に学べるシステム

 

文化構想学部では、1年生の時に第二外国語が週4回ある代わりとして、2年生からは必修授業がありません。

これは早稲田大学の中だけでなく全国で見ても限りなく珍しいケースです。

せっかくのこのシステムの恩恵を受けて2年生から自由に楽に過ごすためにも、第二外国語での再履は避けなければなりません。

1年生に混ざって、もう一度第二外国語の授業を受けなければならないことになります。

 

では、どうやって単位を取っていくのか。

・・・友達と協力しましょう。

 

先程から述べているように、第二外国語の必修授業はほぼ毎日あります。

その分、ほぼ毎日同じメンバーと顔を合わせることになるのです。

そのため、非常に友達ができやすく、友達を作るきっかけとしては、うってつけです。

そこで出来た友達と、予習復習を助け合ったり、テスト前は互いに教えあったりなど、切磋琢磨し合いながら1年間過ごしていくことが重要です。

 

後でも述べますが、2年生からは6つの論系というものに分かれてゼミや演習が進められていきます。

各論系には各々特色はありますが、自分の行きたい論系に行くためには、高い成績を取っておくことが必要になります。

 

毎年人気のある論系には人が集中するため、それに見合った成績、GPA(加重平均成績平均値)を取得していないと、進みたい論系を諦めることになってしまいます。

そのためにも、友達と助け合いながら上手く単位を取得していってくださいね。

 

最後に気をつけなければならないのが、英語です。

第二外国語が週4回あるにもかかわらず、英語の必修授業は週に1回しかありません。

私自身、入学直後、先生から、「この先英語力は落ちていく一方であり、入学当初の時期に1番英語力がある」ということを言われたのを鮮明に覚えています。

将来英語を活かして仕事したいなどと考えている人は、自主的に英語の勉強をするなど、何らかの対策をしておくことをお勧めします。

 

文化構想学部特有の6つの論系

theoretical configurations

さて、次に、2年生から関係してくる6つの論系を紹介したいと思います。

 

1つ目に、社会構築論系です。

この論系では、現代社会の構造について、歴史的、文化的視点から分析し、根源的に捉え直します。

さらに、そこから社会の矛盾や問題点をえぐり出し、それらを克服する新たな社会構築の方法とそれを担う主体のあり方を構想し、将来の社会に繋げることをテーマとしています。

 

国や社会の成り立ちを中心とした「社会構造論プログラム」、地域社会に焦点を当てた「地域・都市論プログラム」、地球規模で考える「共生社会論プログラム」で構成されています。

それらの中で、NPOやNGOなども取り扱っていきます。

 

日本の歴史から身近な街づくり、ジェンダーや差別問題、グローバリゼーションまで、幅広く普遍的な勉強をできるのがこの社会構築論系です。

希望者は定員とほぼ同数で、そこまで多くないため、比較的GPAが低くても入れることが多いと思います。

後に説明する多元文化論系を避けたい人にとっては狙い目かもしれません。

 

2つ目に、現代人間論系です。

人間とは何かという人間の本質を探り、自身のアイデンティティを確認するという問題意識に立ち、人間に対する多面的なアプローチを通じて、現代社会の諸問題に立ち向かうという目的を持っています。

 

「生き方」や「心」「人との関係」などといった、私たち人間が日常的に突き当たる問題に切り込んでいきます。

心理学、社会学、文学、哲学、倫理学、宗教学、教育学、社会福祉学などを基盤として、現代人の精神構造や倫理、コミュニケーションなどを探求していきます。

 

さらに、少子高齢化や環境問題、企業倫理や子育て、心の問題など、現在問題になっている具体的な事例についても扱っていきます。

人間の内側の部分に興味がある人にとっては興味深い論系になっているはずです。

6つの論系の中では、中間ほどの人気となっているように思います。

 

3つ目に、表象メディア論系です。

私たち人間が生み出した芸術文化活動を「メディア」「身体」「イメージ」の3つの切り口から分析していきます。

これらの3つの視点を相互に交差させ、表象文化の作品、イメージ群を、芸術史や美学、作家論などといった従来からある学問の枠組みから解放し、世界状況と結びつけてダイナミックに捉え直すことを目指す論系です。

 

人間の多様な芸術活動やメディア現象に対して、時代やジャンルに捉われずに幅広い好奇心を持って接することが求められています。

この論系から、過去に多くテレビ局への就職者が出ていることなどから、1番人気のある論系となっており、GPAは最低でも2.5はないと厳しいと言われています。

1年生の頃からテストやレポートに力を入れて高い成績を取っておくことが必須となります。

 

4つ目に、文芸ジャーナリズム論系です。

文学界や出版界、ジャーナリズムの世界に数多くの人材を輩出してきた早稲田大学ならではの伝統を活かし、純文学やエンターテインメントを含む小説・詩歌・シナリオ・戯曲・批評・随筆・エッセイなど諸ジャンルの実作を教え、質の高い翻訳者や研究者、批評家の養成を目指していく論系です。

 

また、現役作家による創作指導や、編集・企画作業を学ぶ授業もあることから、とても人気の高い論系となっています。

論系選択の際には、1年次の成績だけでなく、独自の課題が課され、他の論系と比較しても少し特殊な論系と言えるでしょう。

雑誌の編集や書籍の制作・出版を手がけ、書物の流通・販売や書店の経営に携わる人材養成にも尽力しているため、出版界への就職を考える学生には、とても実用性のある一押しの論系です。

 

5つ目に、複合文化論系です。

この論系は、言語文化、文化人類学、異文化接触、完成文化の4つのプログラムから成り立っています。

地域や時代の枠を超え、各文化圏相互の関係分析や比較研究を行い、人間文化の複合的な構造を解き明かすことが目的です。

 

そのため、海外留学を推進し、外国研究機関との連携のもと、世界で活躍できる人材を養成します。

主な進路としては、メディアや出版、国際的な企業や組織などが挙げられます。上位の人気を誇る論系となっています。

 

そして最後に、多元文化論系です。

「現代文化論」「伝統文化論」「アジア・日本文化論」「ヨーロッパ・地中海・イスラーム文化論」「英語圏文化論」の5つのプログラムから構成され、各自が興味を抱いた地域の文化とそこでの言語について深く学ぶ論系です。

 

現代世界の多様な価値観を総合的に研究していくことがテーマとなっています。

この論系は、なぜか毎年異常なまでに人気がなく、希望者は定員の1/4程度しかいません。

もちろん、自ら進んで進級を希望する生徒がいることは事実ですが、多くは他の論系の定員に漏れた生徒となります。1年次の成績が悪いと、自動的にこの論系への進級が確定してしまうかもしれません。

 

選択肢を減らさないために

 

以上、6つの論系を紹介しましたが、3年生になると、ここからゼミへと派生していきます。

論系選択で職業が完全に制限されることは全くありませんが、勉強する内容が異なるので、少なからず将来就く職業にも影響してくるでしょう。

 

「人生において、論系選択は結婚相手を選ぶことの次に重要だ」とまで言った教授もいたそうです。

興味があり、進みたい論系、ゼミが決まっている人は、ちゃんとその論系に進級できるよう、1年次からしっかりと授業に出席し、期末のテストやレポートに備えましょう。

 

皆さんがこの早稲田大学文化構想学部で素晴らしいキャンパスライフを送れることを願っています。

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