2016.06.30 ( Thu )

田舎の魅力を満喫! 自然や文化と本気でふれあおう!


はじめに ~都会には無くて田舎にはあるもの~

山梨県から見た富士山

山梨県は住みたい田舎NO.1だそうです。

富士山や富士五湖などの観光地があり、東京にも接しているからという理由が考えられます。

都会の真ん中に住んでいた人ほど、自然や田舎独特の人のあたたかさに憧れたり、田舎に移り住んだりするのはなぜなのでしょうか。

「THE田舎代表」として山梨県都留市を例にし、これから田舎の魅力をたっぷりとお伝えしたいと思います。

 

都留市の魅力を詰め込むフリーペーパー

 

〈都留市とは〉

都留市はちょうど、東京や富士山に行きやすい場所に位置しています。

人口は約3万人と非常に少ないですが、山に囲まれた地形で自然が豊かです。

町並みも民家や個人商店が立ち並んでいる程度で、ビルのように大きな建物はありません。

有名なのはリニア見学センターと都留文科大学。客観的に見ても主観的に見ても、典型的な田舎ですね。

 

〈フィールド・ノートの紹介〉

都留文科大学の一角には、フィールド・ノート編集部というものがあります。

『フィールド・ノート』とは、都留文科大学の生徒や教授が共につくっているフリーの冊子のことです。

年4回発行され、“都留市のこと”について書かれています。

 

きれいなカラー写真が目を引く『フィールド・ノート』ですが、ほぼすべてのページが文章で埋め尽くされています。

大ざっぱに分けると、自然環境と文化という2つの側面から都留市をとらえており、“事実”であることを大切に、それぞれのテーマの詳しい内容が書かれているのです。

 

今日も明日もムササビを見られる

ムササビ

〈都留の自然〉

さて、都留市の自然環境と言いますと、具体的に何を書いているのでしょう。都留市を代表するかわいらしい生き物が、ムササビです。

巣箱にはカメラが設置され、都留文科大学のサイトでも逐一ムササビを観察することができ、(http://www.tsuru.ac.jp/~musasabi/)『フィールド・ノート』にも常設ページとして『ムササビ観察日記』に目立ったムササビの様子が書かれています。

 

こんな文章を都会の大学に通う人が見たらびっくりするかもしれません。

けれども、これぞ「都会には無くて田舎にはあるもの」の1つの姿です。

都留市の野生生物はムササビだけではありません。

タヌキやアナグマ、シカなども見られます。

植物も豊かで、梅や桜も数多く楽しむことができるのです。

 

自然とふれあい、遊ぶことができる場所に“うら山”があります。

幼少期のころは誰もが、公園や校庭で草花、木の枝、木の実などを集めたことがあるのではないでしょうか。

都留文科大学には『うら山観察会』というグループがあるほど、“うら山”はおもしろいものです。

うら山に落ちているものを探すだけで、いろいろな発見があります。

動物のフンや鳥の羽、虫の抜け殻などなど、山は宝物でいっぱいなのです。

 

〈地域の方々〉

自分のなじみある地域について書こうと思ったとき、思い浮かぶのはその地域の自然、お店、学校…それから人です。

あなたはどんな人なら取材したいと思いますか?

 

人のお話を聞くことは、本を読むよりもずっと勉強になることです。

自分の興味ある人がみんな本を書いているとは限りませんしね。

自分の聞きたいことをピンポイントで聞くためにも、できるだけ直接お話を聞きたいものです。

あえて興味のない人からお話を聞くのもよいと思います。

新たな発見から自分の世界が広がり、お話を聞いたつながりで自分と地域の結びつきも強くなりますよ。

 

フリーペーパー編集部員の資質とは?

 

〈フィールド・ノート編集部員〉

さてさて、『フィールド・ノート』の編集部員はどんな人たちで構成されているのか、そろそろ気になってきたころではないでしょうか。

『フィールド・ノート』の編集部員は主に3種類のタイプの人に分けることができ、だいたいこの3つのタイプのどれか1つ以上にあてはまります。

 

1つ目は、動物や植物に尋常じゃなく興味のあるタイプ。

珍しい動物のフンや気持ち悪そうな虫にも目を輝かせ、大学生にもなってもなお虫を捕まえたりして楽しんでいます。

 

2つ目は、編集の仕事に興味のあるタイプ。

画像の加工や文章のレイアウトにとことんこだわり、根はものすごくまじめです。

いつでもよりよい『フィールド・ノート』をつくることに全力を尽くしています。

 

3つ目は、自然よりも人や文化に興味のあるタイプ。

具体的には博物館や美術館、インタビューといったところでしょうか。

 

フィールド・ノート編集部は駅や編集室に展示をつくる活動も行っています。

絵がうまい人は『フィールド・ノート』にちょっとした絵を描き加えることもできるのです。

芸術的センスのある人がいると、冊子がぐっとよくなります。

また、『フィールド・ノート』では人からお話を聞いて文章を書くことが基本です。

いろんな人たちの話をよく聞いてまとめる力も必要となります。

 

上手さより重要なものは何か?

 

〈文章の“うまさ”〉

文章がうまくなることは、フィールド・ノート編集部員の大きな目標の1つです。

本をたくさん読み、日々文章力を上げる研究をしています。

ですが、それよりもっと重要なことがあります。

そんな編集部員が文章を書く際に1番気を付けていることは、“読みやすいこと”と“事実に反していないこと”です。

これは、何も田舎のフリーペーパーの場合でなくとも、すべての「読者」がいる媒体には共通するものではないでしょうか。

 

『フィールド・ノート』の発行部数は毎回500部、年4回の発行。

季節やそれぞれのテーマに沿ったかたちの内容になっているので、毎回心待ちにしている読者も多いです。

さらには、図書館などで閲覧用としてこの先ずっと残るようにしているものもあります。

 

そのため、多くの人に読んでもらうためにはまず“読みやすいこと”が1番となります。

2つの読み方がある漢字(例えば「方」は「かた」「ほう」と読める)はひらがなにしたり、少しでも分かりにくい固有名詞には細かい解説を加えたりしているのです。

 

また、取材した方にはできるだけ何度か連絡を取り合い、書かれたものが“事実と反していないか”確認をとっています。

とはいっても、単なる事実の列挙だけで終わってしまってはつまらない内容になってしまいますよね。

文章を書くのは自分自身なので、自分自身が感じたことも大切にしているのです。

 

取材したときのにおい、聞こえてきた音、見たもの、感触、味。

五感をフルにつかって取材するようにしています。

『フィールド・ノート』はこの世にもう1つとない“記録”です。

間違いのないよう、それでいて表現も豊かになるよう、さまざまな工夫がされているのです。

 

記事の魅力は自分の足で感じること

 

〈散歩はしてみるもの〉

自分の住んでいる地域をじっくりと散歩したことはありますか?

 

人は効率を求めるばかりで、外出するときは目的地までいかに短時間で行けるかしか考えていません。

しかしたまには、目的もなくぶらりと近所を歩いてみるのはいかがでしょうか。

隠れたところにある、かわいらしいお店を見つけたりすることもあるかもしれませんよ。

 

自分の住んでいるところが風情あるまち並みでなくてもよいのです。

大都会のようなビルに囲まれたまちの一角に、きれいな花が植えられていたとしたら、とてもすてきな雰囲気になりますよね。

散歩をすることで、そんなささやかな発見と出会うことができます。

そこから生まれるのが疑問や好奇心です。

 

「なぜこんなところに花が植えられているのだろう…?」「どんな人が植えたのだろう…?」普段の自分なら気にもとめなかったことを発見し、他の誰かに伝えたい、記録したいと思ってはじめて、地域の魅力に気付くことができたと言えるのではないでしょうか。

 

〈商店街の魅力〉

生活に必要なものがほとんどそろってしまうスーパーマーケットは便利ですが、たまには商店街で買い物をしてみることもおすすめします。

 

「お肉を買うならお肉屋さん、野菜を買うなら八百屋さん」昔はそれが普通でしたが、現代では一軒一軒まわることをめんどうだと思ってしまう傾向があります。

たしかに手間はかかりますが、ちゃんとしたメリットだってあるのです。

「お肉はお肉の専門店、野菜は野菜の専門店」なので、比較的よい食材が手に入ります。

都留市にも『三町商店街』がありますが、新鮮な野菜がスーパーよりも安価で売られていることも多いです。

 

また、一軒一軒まわった方が、より多くの地域の方たちと交流することができます。

ただ店主の方と世間話をするだけではありません。

お肉屋さんなら肉、八百屋さんなら野菜の豆知識を教えてくれたりしますよ。生活の知恵はどんどん生かしていきたいですよね。

 

東京に出るだけがすべてと思わない

 

〈終わりに〉

学生時代に東京に行きたいと考える人は多いと思います。

経済的理由や家庭の事情などで東京に行きたくても行けない人も多いでしょう。

でも必ずしも東京に出るだけが本当に幸せなのでしょうか。

 

最後に、自分の故郷を思い浮かべてみて下さい。

生まれ故郷なのに、まだまだ知らないことばかりのような気がしてきませんか?

筆者は自分の故郷がずっと好きになれませんでした。

田舎にもかかわらず、都会の真似ばかりしようとして中途半端な状態なのが何となく気に入らなかったのです。

 

しかし、その「中途半端なところが自分の故郷の魅力なのか」と最近やっと気付きはじめました。

意外にも、自分の故郷のよいところも悪いところも、まだまだ知らないことだらけなのです。

そんなことを自分は「地域に根差したフリーペーパー」の編集という活動を通じて気付くことができたのです。

「発見」を「発信」に変える作業って、想像以上に楽しいものですよ。

 

幸せや楽しみは自分で見つけるものです。

時間もたっぷりある大学生活。ぜひ自分なりの好奇心を大切にしましょう。

ぜひ、一度自分の田舎を見なおして、スローライフに触れてみてください。

東京にはない何かを発見できると思いますよ。

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