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2016.06.25 ( Sat )

【大学生に人気業種】 広告会社の業務内容とは


テレビコマーシャル

将来の進路を考えた時に、大手有名企業や周囲に人気の業種を選択肢に考えようとする学生が年々増加してきています。その中でも「広告会社」は学生が選択する業種のトップに位置付けられています。

今回は見事、「広告会社」の内定を獲得し、順調にキャリアを積んでいる広告研究会OBの方にお話をうかがわせて頂き、学生の聞きたいこと・疑問に思っていることへの質問と回答を通して、この業種について仕事の中身を見ていきましょう。

「広告会社ってどんな会社ですか?」

広告会社にもそれぞれ特徴があります。

広告代理店、インターネット広告会社、セールスプロモーション会社、プロモーション会社、プロモーション会社、マーケティングリサーチ会社、広告製作会社、これらすべてを業務内容にする総合広告代理店があります。学生に人気のある企業は「総合広告代理店」といわれているものです。

ここでは総合広告代理店の業務内容にスポットを当てていきます。
従来の広告会社の仕事内容はテレビやイベント、新聞、雑誌などの大きな媒体に位置付けられる広告枠を企業(スポンサー・クライアント)に企画を提案し、広告費を取りに行きます。

その予算でテレビCMやラジオCM、イベント企画、街中のビジョン、電車広告などを制作します。また、近年ではインターネット環境の充実、スマートフォン普及を背景に広告モデルがインターネット広告やアプリなどへも業務の幅が広がってきています。

そのことも影響して、それぞれのカテゴリーに突出したジャンルの広告会社が増えてきています。テレビ、ネットといった分け方ではなく、地域やイベントジャンル(ファッション、祭、ミュージックフェスティバル)、ターゲットごとに応じたSNSの宣伝など、様々です。

「具体的にどんな仕事をしますか?」

たとえば、化粧品業界を例にあげるとすると、TVCMの枠取りが一番多いケースです。TV局の番組編成に沿ってCM枠を提案していきます。ラジオでもこの流れになります。一から新商品の発売やプロモーション広告のCM制作を始める場合もあります。

不動産業界の場合には、住宅やマンションを販売するための広告、つまり新聞に挟まれている折り込みチラシや、カタログ制作、販促物の制作を行います。また、大手住宅メーカーが集まった住宅展示会などのイベント企画・運営も催します。

広告営業だけではなく、クリエイティブな要素を含む場合があるので配属が定まる前に、最低限の知識や使用するソフトや機材の取り扱い方を勉強しておく必要性があります。

「その仕事に就いたきっかけは?」

学生時代にミスキャンパスコンテストを何も無いところから立ち上げ、 一から企画を創る楽しさや困難、コミュニティの中心に立つ優越感・達成感を身にしみて実感していたからです。

どのようなウェブサイト・ロゴデザイン・イベントコンテンツ、どの時期になら集客が可能なのかなど、もともと学生同士で集まって話したり、デザインやウェブサイトを創ることが好きなこともあり、この仕事に向いているのではないかと考えたからです。

それを業務レベルで考えると、この商品を売りたいターゲットにどうしたら効率良く目に留まるのか、そのためにはどのようなプロセスで拡散・宣伝をしていけばいいのか。クライアントのニーズを的確につかみ、自社の強みをいかにしたら活かせるのかを考え、形にしていくことが自分の性分にあっているのではないかと考えています。

「どのようなスキルがあると便利ですか?」

資格が必要な局面はもちろんたくさん出てきます。

イベント企画提案書の作成時には、飲食ブースを設置する際に、何の免許や講習を受けた人を配置し、役所にどのような届出が必要なのか、イベントのロゴが他社のデザインと類似していないのかなどの法律的分野には、特にリサーチにかける時間や労力をたくさん費やします。

また、テレビCMを打つ際にも希望するタレントや女優さんに他社のスポンサー企業との契約の有無を確認する作業もあります。しかし、特別な専門分野に関しては会社にその専門の部署が設置されているので自分でできる必要はあまりありません。

それ以上に、「他人が要求している事をつかみとり、他人に伝える力」の方が重要になってきます。クライアント・スポンサーが何を望み、必要としているのかを聞き出し、企画書におこして提案する能力が重要です。

そのスキルを磨くには日頃からよく話し合い、他人の意見を聞き入れることが大切です。もちろん話が上手であることに問題はありませんが、それよりも話を聞き、言葉の意味を汲み取って自分で説明できるよう正確に紙におこすことがより重要になってきます。

「どのようにしてそのスキルを身につけましたか?」

とにかく人とよく会い、話やお互いの意見の言い合いをする。これにつきます。ゼミ活動にプレゼンテーションを行う機会が多くあると思いますので、その機会にただ相手や教授、クライアント対象の意見を聞くだけでなく、相手の要望や希望を聞き出し、企画書におこしていくことを日ごろ繰り返していくことが重要になってくるでしょう。

あとは、TVやラジオ、雑誌などのメディアで取り上げられている情報に敏感になり、その話題について調べる癖をつけることも社会に出た時に非常に役に立つでしょう。

分からないこと、未経験の仕事を任されることになったときにどこのどの部分がわからないのか、それをどうやって調べたらいいのかなど、効率良く対応することができるはずです。

「広告の仕事の大変なところ・苦労することは?」

徹夜の作業
もちろんサラリーマンとして営業成績や会社の売上を意識しなければいけないことが大前提としてありますので、自分の好きな仕事だけを行えば良い訳ではありません。

自分の経験から感じることとクライアントが感じることが食い違い、同じ方向に舵をきれないことも出てきます。むしろ、その場合に直面することが多いはずです。それが表現上の問題であったり、予算上の問題、権利上の問題など様々です。何度提案書を持って行っても「OK」「GO」サインが出ない時には苦労します。

クライアントも今までのやり方であったり、会社の方針や競合他社との戦略の兼ね合いが存在するので、イメージの範囲までしか伝えてくれないことが多いです。そのことを十分考慮して、形にしていくことは本当に大変な業務だと思います。

特に、納期が決められた状況下での印刷案件などにはそのような場合が非常に多くあります。出稿する前に、絶対に誤字・脱字がないのか、インク・カラーが完成イメージのデザインと異ならないのかなどが印刷現場特有の緊張感を生みだします。

もし、間違いや完成イメージと異なるものを印刷してしまいますと、取り返しがつかない事態に発展します。紙代、印刷代、営業経費などの支払いがされないときも出てきます。

担当業務によっては徹夜をしなければいけない業務も存在します。入稿・出稿期日が迫り、印刷所で完成イメージや出来栄えを確認しなければならないことも出てきます。日常に業務に加えての残業は、睡魔との闘いになり、誤字脱字、色彩構成を確認しますが、疲れや睡魔を理由に見落としはできません。そんな業務が連日続く時期もあります。

「その仕事をやっていて良かったと思う時は?」

やりがいを感じられるポイントは、一番はクライアントさまに喜ばれることです。一緒に苦労して、時間や労力を費やして出来あがった完成品を確認し、その広告が商品のイメージアップ・売上アップに貢献したときは非常に感無量です。その広告が街中を歩いている時にあったりすると制作した側しか味わえない達成感があります。

これは、広告会社に勤めている業界の人しか分かりませんが、その広告が引き金となって、ニュースや報道で取り上げられると、自然と業界内で制作者やプロジェクトリーダーの名前が広まるので、そのような意味では優越感が生まれるのも確かです。

それ以外にも、広告を制作するプロセスでデザイナーやエンジニアさんなどのクリエイティブな方たちと話す機会が多いので、とてもわくわくします。自分がイメージできない発想やアイディアが話しているうちに突然出てきたり、新しい方向性が見えてきたときが一番楽しいです。

そういうクリエイティブな人と仕事ができ、話をしていると自分の人生やキャリアにプラスの影響を与えてくれていると感じるときがあります。そうすると、自分自身も成長していき、知識や経験がつき、また新たな人と接点をもつことができます。

そうやって次第に、社内や周囲の評価に繋がり、人脈も出来ていき携われる仕事も大きく、自分自身の好きな分野に絡んでいけるようになるので充実した経験ができるのではないかという気がします。

「この業種に興味を持っている学生にメッセージを」

一番大切なことは「人とのつながり」「縁」です。もちろんスキルや資格などは所持していることに不便はありません。しかし、それ以上に社会人としてマナーや配慮、世の中の情勢を見極める判断能力が最も重要になるのではないかと考えます。

それは大学やアルバイトでは学ぶ機会は非常に少ないでしょう。また、セミナーやOB・OG訪問で聞くことも非常に難しいでしょう。ですので、自分で判断するための知識やコミュニケーション能力を養うことは、大学生のうちにやっておいて損のないことです。

加えて、志望する業種の専門用語や知識を身につけることが社会に出た時に周囲の環境に左右されずに自分の人生における方向性やキャリアを選択する判断することになってくるのではないでしょうか。

いまの世の中の環境は私たち昭和生まれの世代に比べて、恵まれており、可能性を秘めています。しかし、そのことが情報量や選択肢を増やし、方向性を選択しづらくしているのも事実です。広告という商品は「形のないもの」なので、特にその時代に応じた「変化に対応すること」が重要なことは心に留めておいてほしいです。

これから、就職活動を控える学生さんには何事にも前向きに真摯に受け止めて、自分で判断しながらの毎日を過ごしていただきたいです。

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